会長挨拶

 鹿児島県看護協会は、公益社団法人として5年目を迎え、会員が11,736人(H28年3月現在)となりました。日ごろから本協会へのご支援、ご協力をいただき心から感謝申し上げます。
 この度、会長に就任いたしました。微力ではありますが、会員の皆さまの現場の声に耳を傾け、県看護協会の組織力の強化と発展に努めてまいりたいと思います。また、看護を語り継ぐ者の一人として、「看護という仕事」を多くの方々と語り合えましたら幸いです。
 先の平成28年(2016年)4月14日に発生した熊本地震における災害で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。鹿児島県看護協会は、県内の19施設・個人のご協力をいただき28名の災害支援ナースを避難施設に日本看護協会と連携し、支援活動にあたってきました。今後も、被災地の復興に向けた義援金の募集など支援活動を継続していく予定です。そして、本県の災害対策強化に向けましても行政、他職能団体とともに積極的に取り組んでまいります。
 さて、鹿児島県は2025年問題を見据え、医療の機能分化や医療連携体制の構築、地域包括ケアシステムの整備など様々な施策が進められております。また、地域包括ケアシステムが実効性のあるものとするためには、医療・看護・介護等多職種と連携との協働を推進するとともに人材確保が重要と思われます。鹿児島県看護協会の平成28年度の重点事業は、1.地域包括ケアの推進、2.看護職が働きやすい環境づくり、3.看護の質向上及び看護職の役割拡大、4.会員サービスの強化と会員増、の4項目です。新規の取り組みとして、医療・看護をつなぐ研修支援、診療所・小規模施設で働く看護職員研修支援、准看護師研修の充実、男性看護職の交流会、働くパパママ支援研修会等を計画いたしました。また、統括保健師育成研修や助産師認証制度の推進、看護師クリニカルラダーの普及・啓発など看護職のキャリアアップ支援も強化してまいります。そして、地区では、地域特性に応じた事業を工夫しております。本協会はこれからの「地域の時代」に対応できるよう医療・介護の連携事業や看護職の確保等、さらに努力してまいります。
 最後に、看護職の働く場は、変革の真っただ中にあります。看護が果たすべき役割を認識して、改革をリードする職種として、その期待に持てる力を最大限発揮し応えていかなければなりません。前会長の優れたリーダーシップと先進的な事業や活動を引き継ぎながら、平成28年度の新しい取り組みや重点事業を中心に活動してまいります。

 引き続き、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

平成28年6月10日
鹿児島県看護協会長 田畑千穂子